SSENSEと人

健全な職場

SSENSEが長期的にわたって成功を収めるには、社員が身体的、精神的、社会的に健全であることが極めて重要です。そのため、社員が才能を伸ばし、継続したキャリアの実現ができるような、安全で健やかな職場環境の提供に力を注いでいます。また、社員全員が元気に活躍できるよう、福利厚生、人事方針、社員の健康を促進する活動の見直しを、継続的に実施しています。

包摂と多様性

SSENSEは、インクルーシブで、多様な社会を代表するような企業になることを目指しており、人事採用、待遇や昇格などあらゆる決定の場で、差別を排し、男女の機会均等が実現できるよう取り組んでいます。私たちが、こうした取り組みに力を入れるのは、それが正しい道だと信じるからにほかなりません。この多様性があるからこそ、SSENSEはより一層革新的で、レジリエントな企業になれるのです。

SSENSEの役割

企業としての責任

SSENSEはファッション業界のみならず、さまざまな業界においてポジティブな原動力となれるよう力を注いでおり、企業の運営にともなう社会や環境、経済に及ぼす悪影響を軽減するため、絶えず努力を続けています。この「社会」、「環境」、「経済」という3つの視点、トリプルボトムラインの考え方が、廃棄物を削減し、ファッション業界全体が直面している課題に対して、持続的かつ長期的な解決策を見つけるには、必要不可欠です。

テクノロジーにおけるリーダーシップ

SSENSEは、テクノロジーの発展をリードする存在になれるよう務め、ファッション業界全体のレベルを高めることを目指しています。社会的責任を持ってテクノロジーを活用することは、ビジネスの鉄則です。私たちは、最高品質のテクノロジーに到達できると信じ、卓越した水準と企業としての公正さ、お客様との有意義な繋がりの実現に取り組んでいます。

SSENSEのコミュニティ

進化するファッションとカルチャー

私たちが追求する明確なビジョンのひとつに、既成の枠組みに挑むことが文化の推進力になるという信念があります。そのためSSENSEでは、文化発展の最前線で活躍する、クリエイティブなコミュニティの声を積極的に取り上げています。ファッションとカルチャーの進歩はSSENSEのアイデンティティに深く根付いているうえ、人類の発展にとっても重要な意味があります。こうした理由から、SSENSEは今後も世界中の優れたクリエイターたちとの提携を続けていきます。

コミュニティへの参加

私たちは、コミュニティにとって重要な課題について、正当で透明性があり、誠実な方法でコミュニティに関わる努力を続けています。SSENSEが目指すのは、地元コミュニティや世界中のコミュニティに利益を還元し、貢献することです。今後、さらに関わりを広げていくなかで、引き続き、私たちの取り組みに対するフィードバックを得られるよう、パートナーとして積極的に関わっています。#SSENSEのコミュニティへの取り組みに是非一緒にご参加ください。

社会へ向けた取り組み

「SSENSEの社員は、それぞれの才能、クリエイティビティ、専門知識を活用し、今日の課題に長期的な解決策を見出すことで、業界の境界を押し広げていくよう奨励されています」
— ラミ・アタラ // SSENSE 共同設立者兼最高経営責任者

自分らしくあるために

SSENSEの核となる強みのひとつは多様性です。意思決定の場では、異なる意見がある方が、より良い決断ができるものです。SSENSEでは35カ国以上の国籍の社員が働いており、昨年、商品ページに登場したモデルは、17もの異なる国の出身でした。SSENSEの社員が話す言語は30カ国以上、35％の社員はカナダでマイノリティとされる人たちで、1.6％の社員は、自らのジェンダーをノンバイナリーとみなしています。私たちは、人種、年齢、宗教、性別または性的アイデンティティに関係なく、すべての社員が自分らしく生きられる、安全な環境作りに努めています。

男女平等

SSENSEでは、全員が一丸となって積極的に男女平等を推進し、ハラスメント、威嚇、有害なステレオタイプ化、違法な差別のない職場を約束しています。SSENSEの人事は、社員の構成、リーダーシップ、キャリア開発、給与、賞与、社員のパフォーマンス評価および人事採用まで、ジェンダーの視点を通して審査を行います。ジェンダーの視点を取り入れることで、人事の決定を分析したり、計画したり、執行たりする際に、差別による除外や、社会的に構築された役割や行為がないか確認できます。SSENSEがこうした取り組みを行うのは、男女間の不平等と差別が社会全体のシステムに関わる問題であり、特にファッション業界とテクノロジー業界において、顕著な問題であると認識しているからです。

環境に優しい梱包

SSENSEでは100％リサイクル素材から作られた、FSC認証の段ボール箱を使用しています。そのため、商品をお届けする段ボール箱製造のために、新しく木が伐採されることはありません。またこのようにして地元のリサイクル業をサポートしています。SSENSEの環境に優しい梱包材には、段ボールの封をするテープを含め、添加剤や有毒物質、染料が一切使用されていません。SSENSEが使う包装用の薄葉紙の素材は、リサイクル素材が70％含まれています。提携ブランドから配送センターに届く段ボールは、すべてリサイクルされます。また、プラスチックの緩衝材を廃止し、商品梱包の際に出るゴミと、SSENSE モントリオール本店のカフェのテイクアウト用梱包材から出るゴミ削減に向け、引き続き新たな解決策を検討しています。

建築的イノベーション

2018年5月にオープンしたSSENSE モントリオール本店は、世界的に有名なイギリスの建築家、デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツ(David Chipperfield Architects)が手がけたカナダで初めての建築物です。柔軟な販売方法と文化プログラムを提供する5階建の店舗によって、SSENSEが誇るインフラストラクチャーとデジタル機能、カルチャーの視点を最大限に活用し、これまでの実店舗の概念を打破することが可能になっています。SSENSE独自のインターフェースや専用アプリを使い、SSENSE モントリオール本店へ予約を入れると、オンラインサイトに掲載されている2万点以上の商品を実際に手に取り、試着することができます。また、SSENSE モントリオール本店では、床や天井に60cm間隔のグリッドが配されており、そこに外からは見えない変換可能なソケットシステムが埋め込まれています。これによって、床や天井が機械的、技術的、かつ機能的なツールへと生まれ変わり、さらには、空間や店内での展示に、一層の柔軟性を持たせています。

SSENSEでは、ブランドから送られてきた輸送用ダンボール箱を100%リサイクルしています。

エディトリアルとコンテンツ制作

SSENSEのエディトリアルチームは、日々、独自のコンテンツを創り出し、コミュニティにとって重要なトピックを提供することで、読者と有意義な関係を築いています。私たちは、SSENSEのプラットフォームを用いて、文化や社会の発展を促進するミュージシャン、デザイナー、ライター、クリエイターを紹介しています。2019年には「環境と共存するファッション」と称し、エディトリアル主導で、ファッションを始め、さまざまな分野で持続可能な未来のために活動する、新旧のブランド、デザイナー、活動家を大きく取り上げました。また、SSENSE モントリオール本店のオープン以来、サイトスペシフィックなブランド企画や、アート、音楽、デザインをサポートするイベントを通して、多岐にわたるクリエイターとコラボレーションを行ってきました。このように、SSENSEのエディトリアルは、現在最も注目すべき才能の声を広めるための、新たなプラットフォームとなっています。

子供向けコーディング教室

SSENSEは、国際基準の高品質なサービスを提供するためには、十分な訓練を受け、有能で、ふさわしい人材が重要であると認識しています。当社には、社員主導でお互いから学び、生涯学習の強化や知識の共有を図るSSENSE Universityというプログラムがあります。これまでにも、ゲストスピーカーを招いた講演会や、社員がプレゼンテーションを行う「Show and Tell」、ハッカソン、無料の公共ワークショップなどを開催してきました。2018年度には、社員トレーニングに1万7000時間が割り当てられ、社員の19％が昇進を果たしました。

学びとキャリア開発

SSENSEは、国際基準の高品質なサービスを提供するためには、十分な訓練を受け、有能で、ふさわしい人材が重要であると認識しています。そのため、大学で企業説明会を開催し、テクノロジーやコンピューターサイエンス、マネージメントを学ぶ学生のための奨学金制度を設けています。2019年には、新たなインターンシップ制度と共同プログラムを設け、キャリア初期から、才能ある人材の確保や育成を行なっています。また、当社には、社員主導でお互いから学び、生涯学習の強化や知識の共有を図るSSENSE Universityというプログラムがあります。これまでにも、ゲストスピーカーを招いた講演会や、社員がプレゼンテーションを行う「Show and Tell」、ハッカソン、無料の公共ワークショップなどを開催してきました。2018年度には、社員トレーニングに1万7000時間が割り当てられ、社員の19％が昇進を果たしました。

サステナブルな通勤

よりクリーンな移動方法に移行することで、温室効果ガスの排出が削減でき、都市の衛生と安全が向上することから、SSENSEでは、健康的でサステナブルな通勤オプションをサポートしています。社員が利用する交通機関の定期券購入額の20％をSSENSEが負担し、社員のおよそ50%は、公共交通機関を使って通勤しています。過去2年間、SSENSEはベンチャー企業と提携し、より多くの社員が自転車で通勤するよう働きかけてきました。自転車には健康面での多大なメリットがあり、自転車通勤を体験した人の多くが、活力や幸福感、生産性が向上し、ストレスが軽減したと報告しています。サイクリングアプリで自転車走行距離を自動で追跡し、毎月、参加社員全員の走行距離をもとに、金銭報酬を提供しています。

SSENSE社員が年間、自転車で走る距離の合計は、世界一周の90％に値する3万6000kmです。

テック系コミュニティ

SSENSEは、AI研究を画期的に進歩させるべく、科学団体と協力して、人工知能に関する知識を深めています。SSENSEは、カナダ政府の支援の下、人工知能とロボット工学に基づき、企業主体で集まってサプライチェーンを作るという、サプライチェーンスーパークラスタ、スケールAI(SCALE.AI)のメンバーです。2019 年には、SSENSEは、Medium.comでSSENSE-Techを立ち上げ、これが、SSENSEの150人以上の、ソフトウェアエンジニア、開発・運用エンジニア、データエンジニア、データサイエンティスト、QAテスター、UXデザイナー、UIデザイナー、ITプロダクトのエキスパートがそれぞれの才能とノウハウを披露するプラットフォームとなりました。読者に価値ある情報を提供し、テック産業全体にとって重要な議論に対して、有意義な貢献をすることを目指しています。

蜂に優しく

SSENSEはモントリオール本社の屋上に3つのミツバチの巣箱を設置し、周辺の花々の授粉を手助けしながら、地元の花から作られた生ハチミツを製造しています。この活動は、私たちが口にする作物の3分の1が授粉に頼っていることを考慮して、ミツバチの急速な減少がどれほど深刻な問題か、人々の意識を高めることを目標としています。また、殺虫剤の使用とミツバチ減少が関係していることが立証されてきているなか、モントリオール市では殺虫剤の使用が厳しく制限されています。このため、モントリオールのような都市部でもミツバチが活動でき、最高のハチミツを作り出せるのです。SSENSEの高級ハチミツは、社員とSSENSE モントリオール本店のカフェを訪れたお客様に対して、また、環境保全を目的としたファンドレイジングのために提供されています。

過去2年間で、SSENSEのミツバチは60kgの生ハチミツを生産しました。

社会貢献

2019年、SSENSEは在庫セールを行い、その売り上げの一部を女性の経済的な自立を支援するモントリオールの非営利慈善団体「Dress for Success」に寄付しました。「Dress for Success」では、女性が仕事と人生で活躍できるよう、必要なサポートと仕事用の服、能力開発のツールなどを提供しています。また服を販売したお金で、モントリオールで生活に苦しむ女性に、家賃の補助金を供給する地域のNPOに対して、SSENSE社員は年間を通して、状態の良い古着を寄付しています。年末には、SSENSEと社員がモントリオールのホームレスの若者に食べ物と必需品を寄付しています。SSENSEは、定期的にモントリオールのチャリティーオークションで出品される商品を、NPOを通して寄付しており、昨年は、7つの文化団体と保健機関に商品が寄付されました。